知っておきたい外壁塗装の塗料の種類と選び方②
前回、塗料の種類、ウレタン塗料・シリコン塗料のそれぞれの特徴についてご紹介しました。
今回は、外壁塗装で一般的な「防水塗料」「フッ素塗料」「無機塗料」の3つの特殊塗料のうち
「防水塗料」について詳しくご紹介します!
特殊塗料
・特殊塗料ってどんな塗料?
特殊塗料は前項のウレタンやシリコン塗料からすると中々耳馴染みのない言葉かと思います。
近年の塗料開発の進歩の結果生まれた、高耐久、高機能、高価格帯の塗料のことです。
具体的に、特殊塗料を上げるならば、「防水塗料」「フッ素塗料」「無機塗料」というものが一般的です。
それぞれ、違った機能や特徴を持っています。
・特殊塗料が普及した理由
特殊塗料は素晴らしい機能を持っていますが、価格は高くなることが多いです。
そんな特殊塗料が普及した理由は、耐久性に優れている為、生涯的なコストを考えると安く済むという点です。
外壁のリフォームを行うには、塗料の費用だけでなく、それを塗る職人さんへ払う工賃が発生するため、
耐久性の低い塗料を使って短期的なスパンで2度、3度と塗替えをすると、
長期的に見て結果的に高くついてしまう事があります。
長持ちする塗料をしっかりと塗り、20年近く綺麗なままであれば
最終的にはそちらの方が価格が安くなることが多いのです。
防水塗料
・防水塗料の特徴
特殊塗料の一種で、アクリルを原料としています。
アクリルという樹脂は本来とても耐久性の高いものです。
ガラスと同等の透明度で、ガラスの10倍の耐久性を有しているのです。
樹脂の中では最も透明度が高く耐久力もあるので、
水族館の水槽の素材や飛行機の窓に使用されています。
ただ、この高耐久で透明度の高いアクリルを作り出す為には
不純物を限りなく少なくしないといけません。
不純物が混ざっていると途端に本来の力を失ってしまう、
デリケートな素材でもあります。
・防水塗料のメリットとデメリット
メリットは、家を長持ちさせる高耐久性とヒビに追従する伸縮性です!
水がヒビからはいる事によって、はじめて家の躯体の傷みが起こるのです。
もし、現在お住まいの家がモルタル外壁のような硬い素材でできた家ならば
防水塗料のような伸縮性に富んだ塗料は最適ですよ。
また、デメリットとしては、素材自体に粘性があり施工がしにくいという点です。
伸縮率を出す為には外壁に規定の厚みをつけて塗らなくてはなりません。
熟練した技術が必要な為、取扱いできる店が限られているというのもデメリットの一つでしょう。
防水塗料はこんな方におすすめ!
防水塗料は、今お住まいの家に長く住み続けたい人におすすめです!
また、現在の家が硬いモルタル外壁や目地が等間隔であるサイディングボードの場合は効果的ですよ。
モルタルの硬い外壁面は地盤の揺れでヒビが入りやすいので、
割れた部分をカバーする伸縮性が役に立ちます。
サイディングボードという外壁材は、素材の継ぎ目にシーリングというゴムのような弾力のある部材が入っています。
これは、サイディングボードの動きを受け止めるクッションのような働きをしています。
この部材は年月と共に、弾力性が失われてしまい、クッションの役目を果たせなくなってしまいます。
その為、リフォームの際はシーリングの打ち替えという作業が必要になる場合があります。
新しくなったシーリングの上に防水塗料を塗ると、シーリングを紫外線や雨水から守ってくれるので、
より長くクッションの役目を果たす事が出来ます。
今回は、特殊塗料についてのご紹介と、一般的な特殊塗料のうち、「防水塗料」についてご紹介しました!
次回は、一般的な特殊塗料のうち残り2つの、「フッ素塗料」「無機塗料」についてご紹介します!
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